interview

志望動機と
現在の業務内容を
教えてください。
大学時代に所属していた臨床検査研究サークルで、ショッピングセンターの来店客を対象に血管年齢・骨密度などの健康チェックを行う、という活動をしました。この活動の中で、病気の人ではなく、健康な人に向き合う医療のあり方に興味を持ち、健康診断を仕事にしたいと石川県予防医学協会を志望しました。
現在は臨床検査技師として、心電図検査や血圧測定、視力・聴力検査などを担当しています。当協会は施設健診だけでなく、事業所を訪問して行う出張健診や、住民健診、学校健診も行っているので、仕事の場はさまざま。毎回違うメンバーでチームを組んで健診会場に出向き、協力して業務を進めていきます。
出張健診を行う日は、朝、検診車に検査機器等を積み込んで健診会場へ移動し、セッティングや点検・ミーティングを行った後、受付を開始します。昼休憩を挟んで午後の健診を行い、協会に戻るのは16:00頃。そこから機器の片付け、受診票の整理、翌日の準備などをして17:10終業というのが標準的な一日の流れです。
仕事をする上で
大切にしていることは
何ですか。
健診で見つかる高血圧、糖尿病などの生活習慣病は、初期の段階で自覚症状が確認されないことが多いです。しかし症状がないからといって健診を受けないでいると徐々に症状が進行するため、毎年受診して異常を早期に発見することが大切です。そのためにも、受診者様に「ここで受診して良かった」、「来年もまた受けよう」と思っていただけるような、スムーズな検査と丁寧な対応を心がけています。
出張健診はさまざまな職種の職員がひとつのチームを組んで行います。みんなが気持ち良く、また一体感を持って業務に取り組めるよう、積極的にコミュニケーションを取るとことも大切にしています。
どんなときにやりがいを感じますか。
検査を通じて異常を発見できたときは、臨床検査技師としての責務を果たせたという気持ちになります。かかりつけ医への連絡など緊急対応が必要と思われる心電図波形が認められるケースもあるので、常に気を引き締めて業務にあたっています。
3年目からは、副班長業務や眼底検査など、新たな仕事を任されるようになりました。自分自身の経験値、技術力の向上に向けて努力する一方で、先輩として後輩の指導にもあたり、頼られる存在になりたいと思っています。
私が所属する生理機能グループは、先輩・後輩のかしこまった上下関係はなく、何でも話しやすい雰囲気です。私自身はまだ経験年数が浅いので大局的な視点での意見は十分ではありませんが、身近で気づいたことを積極的に発言するようにしています。多様な意見や考えを尊重してもらえる環境があることも、やりがいアップやモチベーション向上に繋がっています。
pagetop