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インタビュー記事
2023.06.30

有限会社新海塩産業様 JFS-Bの適合証明取得おめでとうございます

インタビュー回答者様:
  有限会社新海塩産業 代表取締役 紅谷 光昭様

有限会社新海塩産業様ホームページ

Q1:まずは、組織様の紹介をお願いします。

A:能登半島の最北端の石川県珠洲市で昔ながらの流下式塩田を用いた「流下式製塩法」で製塩業を行っています。
竹の枝を組んだ枝条架(しじょうか)の上から海水を滴下させ、太陽熱や風の力で水分を飛ばして、塩分濃度の高いかん水を採り、平窯で煮詰めて塩を作る製法です。天候に左右されることなく一年を通して安定した海水塩の生産が可能なことが特長です。

Q2:JFS-B規格の適合証明取得を目指されたきっかけは何ですか?また、当協会のコンサルティングを選ばれた理由は何ですか?

A:海外の輸出量増加に伴い、伝統的な日本の食品産業も、より安全性と品質の向上が求められています。
特に欧米諸国では安全・健康への関心が強く、健康志向により、日本の塩の人気が高まっており、JFS-B規格を取得することで品質を向上させ、海外への需要を更に高めるためです。

Q3:今回、当協会のコンサルティングを利用されて良かったことはありますか?また、貴社の中で何か変化を感じられたことはありますか?

A:伝統的な塩作りの衛生管理基準への取り組みはなかなか難しく、全て手作りで行っているため、どのように取り組んでいいか分からないとき、的確にアドバイスをいただけました。
現場の方の負担を軽減するためにはどうしたらいいかなど、たくさんのミーティングなどを行った結果、問題点や改善点を考えることができ、製造現場からの前向きな質問や改善するための意見が数多く提案されました。

Q4:JFS-B規格の適合証明取得に取り組んでこられた中で、苦労したことはありますか?

A:最も苦労したことは、やはり会社全体での取り組みなのでミーティングの時間調整や現状作業の把握が大変でした。手作りでの職人技のような作業もありますので、従業員への周知・教育・徹底が大変で納得して作業してもらうまでに時間がかかりました。

Q5:今回のJFS-B規格の適合証明取得によって、貴社のプラスになった点を教えてください。

A:社内的には、とてもプラスになったかと思います。
社内全体で取り組んだことにより、部門ごとのコミュニケーションが活発になりました。従業員の品質管理や食品安全に対する意識が向上し、従業員自信が責任と自信を持って作業しているように感じています。
食品安全方針を明確にすることにより、一つの方向性が決まりみんなで団結して行動しているように感じられるようになりました。社外的には、まだこれからの周知になるかと思いますが、国内のお客様へのJFS-B規格取得の報告を随時、行っていく予定です。また、海外へのお客様には輸出時における提出書類への記載を徹底し、規格取得の周知を徹底していく予定です。

Q6:最後に今回JFS-B規格の適合証明を取得されました。今後の抱負を一言お願いします。

A:石川県予防医学協会様のおかげでJFS-B規格を取得することができました。本当にお世話になり、ありがとうございました。
今後は社員一丸となり安全で安心な商品を世界の食卓にお届けできるように邁進していく所存です。
これからもよろしくお願いいたします。