インタビュー回答者様:
カタニ産業株式会社 室谷 康行様
Q1:まずは、貴社の紹介をお願いします。
A:金沢市にありますカタニ産業株式会社と申します。弊社は金箔製造販売を創業から現在まで行っております。
現在の主力製品は工業製品への加飾材販売を中心とした製品作りのお手伝いまで行っております。
Q2:FSSC DP規格の適合証明取得を目指されたきっかけは何ですか?また、当協会のコンサルティングを選ばれた理由は何ですか?
A:金箔を食品として販売している以上、お客様にお届けする商品は安心・安全なものでありたいと考え、取得を目指して取り組みました。
2019年にセミナーを受けた際に弊社取組みに対して真摯に受け止めていただき、また、金箔に対する知見もおありのようでしたので、石川県予防医学協会様にコンサルティングをお願いしました。
Q3:今回、当協会のコンサルティングを利用されて良かったことはありますか?また、貴社の中で何か変化を感じられたことはありますか?
A:弊社では、この規格のために各担当部署から選定した人材でチームを作成し、各部署からの意見を集約しながらコンサルティングを受けていました。製造区域のクリーンルーム化を経て、特に現場から様々なポジティブな意見も出てきたりしました。結果チームワークがかなり良くなり、あらゆる面で取得効果が出ています。
Q4:FSSC DP規格の適合証明取得に取り組んでこられた中で、苦労したことはありますか?
A:書類・文書の作成よりも実際に運用することが大変でした。特に従来からの職人文化を食品文化へ変えて行くことに苦労しました。
Q5:今回のFSSC DP規格の認証取得によって、貴社のプラスになった点を教えてください。
A:取得してまだ日が浅いのですが、取引先様から証書コピー提出要望が数件ありました。また、取引増量が期待できる会社も数件ありました。やはり対外的に重視される食品安全の担保としては有効であると実感しています。
Q6:最後に、FSSC DP適合証明を取得されましたが、今後の抱負を一言お願いします。
A:この認証をきっかけに継続的な改変を行い、FSSCのランクを上げられるくらいの準備をしていこうと考えています。