インタビュー回答者様:
羽二重豆腐株式会社 取締役 品質管理室長 三浦恭平 様
Q1:まずは、貴社の紹介をお願いします。
A:当社は1923年(大正12年)の創業以来、大豆の魅力を生かした食品を通じ、健康に役立つおいしさをお手伝いしてまいりました。初代が栄養価の高い凍り豆腐を作り、広く社会のお役に立てるように設立した会社です。その後冷凍食品製造に事業転換し、現在では冷凍がんもどき、豆腐ハンバーグなど多数の冷凍食品を製造販売しています。また、最近では『世界一、安心・安全で健康に役だつ』を目標に、FSSC22000を取得し、更なる安心・安全な食品作りを目指しています。
Q2:FSSC22000の認証取得を目指されたきっかけは何ですか?また、当協会のコンサルティングを選ばれた理由は何ですか?
A:競合他社との差別化を図り、他社との競争に肩を並べられるようになるためです。また、海外輸出にもチャレンジできるようになるために取得を目指しました。
そのために『世界一、安心・安全で健康に役だつ』食品作りを目標にFSSC22000を取得し、更なる安心・安全な食品作りを目指しています。
また、石川県予防医学協会さんにコンサルティングをお願いしようと決めた理由は、以前から食品検査や衛生管理について、いろいろとご相談にのっていただき、多くのご助言もいただいていましたので、自然と石川県予防医学協会さんにお願いしようと判断しました。
Q3:今回、当協会のコンサルティングを利用されて良かったことはありますか?また、貴社の中で何か変化を感じられたことはありますか?
A:もし自社だけで認証取得を目指していたら、おそらくここまで来るのに大変な時間がかかったと思います。数年前から石川県予防医学協会さんにコンサルティングをお願いして準備を重ねたために、認証も順調に取得することができ、感謝しています。
また、認証取得に向けて勉強を始めたところ、従業員の安心・安全に向けた食品作りへの意識が高まり、工場の中がすっかり見違えるようになりました。
Q4:FSSC22000の認証取得に取り組んでこられた中で、苦労したことはありますか?
A:最初はHACCPチームを編成してスタートしましたが、製造部門の人たちに目的を理解してもらい協力してもらうのに時間がかかり、事務局が調整に大変苦労していました。
また、フローダイアグラム・ハザード分析・手順書の作成に時間がかかりました。
石川県予防医学協会さんのご指導で何とかクリアしました。
Q5:今回の取得によって、貴社のプラスになった点を教えてください。
A:部署間のコミュニケーションが活発になり、今まで以上に会社に活気が出たような気がします。
また、製造部門のデータ収集がスムーズに行えるようになりました。
Q6:最後に今回FSSC22000の認証取得されました。今後の抱負を一言お願いします。
A:豆腐製品に集中した商品開発力を強化し、更に海外展開を推進し、業務の効率化を推進して収益力強化を目指します。
また、『羽二重豆腐ブランド』のがんも製品で国内NO.1(世界一)を目指します。